PROGRAM INFORMATION / Brandnew-Jのプログラムやナビゲータからのメッセージを紹介

 

Message From Antarctica

地球の“今”を伝える様々なトピックをご紹介する「Real Earth」。
今夜のテーマは、『サミットを読み解くキーワード:気候変動』です。

7月7日から、北海道・洞爺湖サミットが始まります。
今回のサミットの主要なテーマは、“環境・気候変動”。
今、地球規模で解決していかなければならない問題は山積みです。

そんな中アル・ゴア氏は
「気候変動とは今まで人類が直面した事のない最も危険でな地球の危機ですが、
日本語で『気候の危機』の『危機』は危ないの「危」と『機会=チャンス』の「機」と書くのです。」

そう。
気候変動は最も危険な事ですが、それと同時にそれを防ぐ事ができる!とメッセージを送っています。


2008年前半を振り返ってみても、異常気象が頻発しています。

■1月・2月 中国からインドシナ半島にかけて1ヶ月平均気温が5度も低い。
■春     アメリカで竜巻が異常発生。ミシシッピー川氾濫。
■5月    東南アジアで早い時期にモンスーン入り。
       ミャンマーでの大規模サイクロン発生。死者行方不明者合わせて13万人上。
■6月    中国の南部で大雨発生。1千万人以上に影響がでる。


そして先週、環境省の専門委員会が、報告書を発表しました。
正式プロジェクト名は「温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための
温暖化影響の総合的評価に関する研究」
環境省の地球温暖化影響・適応研究委員会のメンバーがまとめたもので、
平成17年にスタートし、19年度で前期研究期間が終了したことから、
これまでの研究成果を公表しました。

その気になる内容ですが、2050年までに重点をおきつつ、
21世紀末までを対象として、水資源・森林・農業・沿岸域・健康といった分野での温暖化影響予測と、
経済評価、さらに、地球温暖化が進んだときに起こりうる様々な被害を軽減するための方策を
およそ300項目にまとめています。

例えば影響予測としては
■豪雨になる頻度と、その強さが増す
■洪水や土砂災害の被害が拡大
■コメの品質が低下
■熱中症患者の発生数が増加
などが挙げらています。

そしてその被害軽減の策としては
■堤防の整備、防災を考慮した土地利用規制
■危険区域からの住居移転、高床式住居の導入
■下水再生水や雨水利用、人工降雨や海水の淡水化といった水資源確保
■遮熱性建材の住宅建設、避難所設置
■食料確保のために、高温耐性品種農作物の開発・移植時期の遅延、魚の回遊経路の変化にあわせた
 禁漁海域・期間設定
などが挙げられています。

ここまで具体化された報告書が発表されたとなると、ますます一人一人の毎日の生活改善が
求められている気がします。
井手迫さんも共感したアル•ゴア氏の信念「人の心を変える事。当たり前のモラルを取り戻す事。」
が1日も早く必要なのではないでしょうか。

来週のReal Earthも洞爺湖サミットを分かり易く読み解くキーワードをご紹介します。