PROGRAM INFORMATION / Brandnew-Jのプログラムやナビゲータからのメッセージを紹介

 

Message From Antarctica

様々なジャンルの著名人をお迎えして、環境問題への取り組みや、エコな暮らしぶりについて
伺います、「Think Our Planet」。
今月のゲストは、山根折形礼法教室・主宰でいらっしゃる、山根一城(やまね・かずき)さんです。


Q) 山根さんは、様々な活動を通じて、江戸時代の循環型社会の素晴らしさを
   提唱されていらっしゃるとか?
A) 自分が今、呼びかけていることに「ユーザーになろう」というものがあります。
   この「ユーザー」という言葉には、「使いこなす、使い続ける」という意味を込めていまして、
   使い捨てる消費ではなく、「大事に丁寧に使いこなしていこう」というメッセージなんです。
   江戸時代には、そんな賢い消費生活のお手本がたくさんあるんです。

Q) そんな、江戸時代の賢い消費生活について、もう少し詳しく、ご説明下さいますか?
A) まず、江戸時代くらいまでの日本の暮らしを考えてみますと、地域密着型というか、
   それぞれの地域が、周りを山と川に囲まれていたので、地消地産の考えが自然としみついて
   いたように思います。それぞれの地域の中で、暮らしを守っていくしかなかったんです。
   閉鎖社会であったからこそ、いいバランスが保たれていたんですね。
   それから、自然を尊重する考えが定着していました。その昔、日本は農業国でした。
   自然界の流れと旬を尊んで、生活をしていました。
   太陽が昇れば起きて働き、雨が降っていれば休み、日が沈むと静かに過ごし、
   そして、寝る。まさに、スローライフです。

Q) 江戸時代のライフスタイルはどうだったんでしょう?
A) 江戸時代、庶民の住まいだった長屋は、すごく狭かったんです。4畳半に4人くらいで
   生活していました。そうすると、必要最小限のものしか、家に置くことが出来ません。
   そこで、「メンテナンス」という考えが芽生えたんです。補修し、修理して使い続ける。
   つまり、ものを作るだけではなく、修繕する職人も存在したんです。
   これは、今の社会では見られなくなった光景。つまり、今、最も注目されている
   循環型社会のモデルでもあるんです。


江戸時代の循環型社会は、今こそ、お手本にしたい理想的なライフスタイルだったんですね。