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Message From Antarctica

南極の昭和基地と中継をつないで、南極の“今”を伝えていただく「Polar Report」。
今回、第49次・南極地域観測隊の佐々木菊雄隊員に、昭和基地における
お食事事情について伺いました。


Q )  今日の東京は日差しもあって、過ごしやすかったんですが、昭和基地の天気はいかがですか?
A )  昭和基地はココ2、3日天気が良く、今日も晴れています。
    風もなく穏やかなのですが、気温は低くマイナス18度です。

Q )  改めて佐々木さんの自己紹介をお願いします。
A )  第49次・南極地域観測隊で調理を担当しております。第49次越冬者の最年長者です。
    第45次隊でも来ており今回が2回目の越冬になります。
   基地での調理隊員は2人ですが、朝、昼、夕食の3食の他、
   夜通し観測をしている隊員の為の夜食も作っています。
    その他に、野外で観測する隊員の為のお弁当も作っています。

Q )  昭和基地での食材の確保が気になりますが、定期的に手に入るのですか?
A )  食材は日本での調達がほとんどですが、生野菜のキャベツ、白菜、フルーツのオレンジ、
    グレープ、スイカなどはオーストラリア調達しています。
    基地への補給物資は次の第50次隊が来るまで一切確保できませんので、
    今基地にある食材でほとんどをまかなう事になります。
   基地ではもやし、かいわれ大根、レタスなどを水耕栽培していますので、毎日ではありませんが
    新鮮なものが食卓に並ぶ事もあります。
   献立も越冬中の全ての献立を考えるのは大変なので、冷蔵庫の食材を見ながら、
   和洋中、麺類や鍋など、バランスを取りながら作っています。

Q )  人気のあるメニューや、リクエストなどはありますか?
A )  和洋中と色々作っているので、コレといったリクエストはありませんが、
    カレーとお肉料理が好きな隊員が多いようです。

Q )  日本でいう暦に合わせたスペシャルメニューや、お誕生日メニューなどはあるのでしょうか?
A )  誕生日会は毎月開催していて、その日は当事者に何が食べたいか、リクエストを聞いて
   作っています。
   3月のひな祭り、4月の花見、5月のこどもの日も立食パーティをしました。
    南極では6月にミッドウィンターというビックイベントがありまして、
    この時は洋食のフルコースを作ります。
   このイベントには隊員全員がネクタイ着用で出席するのが、恒例になっています。

Q )  南極で食べるものだからこそ、気を使う点はありますか?
A )  食材が冷凍食品や缶詰が多いので、隊員が飽きないように調理に気を配っています。
   これから南極は極夜になります。極夜に入ると外で作業が出来なくなったり、運動不足になり、
    体重増加につながりますので、食事の量を調整したりします。


今日は大変興味深いお話どうもありがとうございました。
第49次・南極地域観測隊の佐々木菊雄隊員にお話を伺いました。
来週のレポートも、どうぞ、お楽しみに。