毎月、クラシックやクラシックを基調とした旋律の美しい楽曲をピックアップする
Brandnew-J CLASSICAL SELECTION
第14弾となる今月5月のPick Up Songは下記の6曲です。
・私の心の揺れ動く秤で「カルミナ・ブラーナ」より(オルフ)
/ ジョシュア・ベル
「カルミナ・ブラーナ」はドイツの修道院で発見された歌集に、
オルフが曲を付けたカンタータ。
冒頭の《おお、運命の女神よ》は誰もが一度は聞いたことのある曲でしょう。
世俗的な歌詞にオルフ独特のリズム、音使いが巧みに表現されています。
その中から、伸びやかで叙情的な旋律の「私の心の揺れ動く秤で」をお届けします。
・2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448(375a)第2楽章アンダンテ(モーツァルト)
/ タール&ゴロートホイゼン
モーツァルトが2台ピアノ曲を完成させたのはこの一曲のみ。
優秀な弟子のアウエルンハンマーとの競演の為に作曲されたと言われています。
また、この曲は米・カリフォルニア大学にて、
『音楽と脳の関係』を調べる際の研究材料として使用された曲でもあり、
モーツァルトの音楽を聴くと、《人の聴覚と脳のはたらきに良い刺激を与える》という
「モーツァルト効果」のきっかけになった曲でもあります。
・ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211(モーツァルト)
/ レオニダス・カヴァコス
明るく軽快なモーツァルトらしい旋律に、当時のフランス音楽の特徴が表現され、
より華やかさが感じられます。
ギリシャのヴァイオリニスト、レオニダス・カヴァコスの演奏でお届けします。
・交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」(モーツァルト)
/ ブルーノ・ワルター
「ハフナー」の標題を持つこの曲は、
ザルツブルグの大富豪《ハフナー家》の為に書かれた曲。
元はセレナードとして書かれた曲でしたが、後に交響曲へ改作され、
交響曲第35番となりました。
優美で華やかな雰囲気が感じられ、祝典的なシンフォニーになっています。
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調作品27-2「月光」第1楽章(ベートーヴェン)
/ ルドルフ・ゼルキン
誰もが一度は耳にしたことがあるこの曲は、ベートーヴェン自身の教え子であり、
想いを寄せていた伯爵令嬢ジュリエッタへ捧げられた一曲です。
詩人《ルードウィッヒ・レルシュターブ》が、この第1楽章を
「スイスのルツェルン湖の月光の波間に揺れる小舟」と例えたことから、
「月光」の名で親しまれるようになりました。
・オペラ『真珠採り』より「耳に残るは君の歌声」(ビゼー)
/ ジョシュア・ベル
カルメンで御馴染みの代表オペラ「真珠採り」の中から、
メイン楽曲「耳に残るは君の歌声」をお届けします。
「カルメン」の作曲者として知られるビゼーの歌劇デビュー作。
しかし「真珠採り」も「カルメン」も当時は評価されることなく、
ビゼーの死後やっと評価されます。
また、哀愁感あふれるこの曲は、映画『耳に残るは君の歌声』を
ドラマティックに演出しています。