PROGRAM INFORMATION / Brandnew-Jのプログラムやナビゲータからのメッセージを紹介

 

Message From Antarctica

様々なジャンルで活躍していらっしゃる方々をお迎えして、環境問題へのとりくみや、ユニークな
エコライフについて伺います「Think Our Planet」。
今月のゲストは、山根折形礼法教室の主宰でいらっしゃる、山根一城さんです。
今夜は、優秀素材、和紙が江戸時代にどんな風に使われていたのか、その驚くべき多様性について
伺います。


Q) 江戸時代には、いろんな用途に紙が使われていたんですか?

A) 傘に扇、雨合羽、洋服(紙子と呼ばれる防寒着)、ゆとん(カーペット)など、実に様々です。
   あと、面白いものでは武士の下着。これは、和紙でできたメッシュの下着で、こよりをあわせて
   作られたものでうs。通気性も良く、大変、重宝されたようです。


Q) 江戸時代の知恵で、今の時代でも応用されているものはあるんですか?

A) 革に紙を何枚も重ねて厚くして、上から模様をかたどった板を乗せて叩いて
   いわゆる「エンボス加工」を施していたようです。これを瀬戸物やイノシシの牙で擦っていくと
   ツルツルのアートペーパーになるんですね。
   この技術を、現在は、革製品に取り入れたりしています。


Q) 以前、聞いた話で、位の高い人が使う紙は、実はリサイクルペーパーだったというのがあるんです
   が?

A) これは、京都のことですが、京都にはあまり資源がないので、紙のリサイクルも進んでいました。
   例えば、写経で真っ黒になった紙は、捨てずに戻す。そこから、また別の紙を作るわけです。
   そうしていくと、白ではなく、チャコールグレーの紙になるわけです。その色合いが、とてもエキゾ
   チックだということで、天皇が御言葉を発するときに使う紙となったんです。
   こういった風合いのある紙は、今、ヨーロッパでの評価が高まっています。写真家が使ったり、
   家の内装に使ったり、和紙の風合いは人気が高いですね。


来週は、この江戸時代のお話しを、もう少し掘り下げて、江戸時代の循環型社会の素晴らしさについて
伺っていこうと思います。