南極の昭和基地と中継をつないで、南極の“今”を伝えていただきます。
今夜は、第49次・南極地域観測隊の浅野比隊員に、昭和基地の大気観測活動について伺いました。
Q) 今日の東京は、とても穏やかなお天気だったんですが、昭和基地のお天気はいかがですか?
A) あいにく曇り空で、気温はマイナス6度で、風が秒速3.5メートル。
気温は、4月の平均気温より少し高めで、比較的暖かな天気と言えます。
Q) 自己紹介をお願いできますか?
A) 昭和基地では、大気中のエアロゾルの研究をしています。エアロゾルというのは、みなさんの
周りの空気中にたくさんある、塵や埃といった小さな粒子のことを言います。
このエアロゾルというのは、例えば、雲の核になったり日光を散乱したり、地球の大気環境に
大きな影響を与えているものなんです。
そこで、このエアロゾルが、どのくらいあって、どのような成分で出来ているのかということを
研究しています。
Q) 南極で大気を観測する意義、その目的を教えてください。
A) 南極というのは、非常に得意な気候条件の場所です。そうした特別な場所で、大気中の
エアロゾルの性質や科学反応過程を理解するためには、非常に興味深い場所であると
言えるんです。
Q) 観測で明らかになった、南極の大気の特徴はありますか?
A) 大気中のエアロゾルの量を、日本で観測した数値と比べ、昭和基地で観測したものは、
100分の1~1000分の1とかなり少なく、南極の大気が正常な状態にあると言えます。
Q) 南極上空の大気汚染。実際のところ、どうなんでしょう?
A) エアロゾルの研究から見れば、低中緯度の人間活動の影響が見られます。
今夜は、第49次・南極地域観測隊の浅野比隊員にお話を伺いました。
来週のレポートも、どうぞ、お楽しみに。