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Message From Antarctica

様々なジャンルでご活躍の方々をお迎えして、環境問題への取り組みや、エコな暮らしぶりについて伺う「Think Our Planet」。
今月のマンスリーゲストは、文化人類学者で、環境運動家としても活躍されている、 明治学院大学・国際学部教授の【辻信一さん】です。

辻さんは、【ナマケモノ倶楽部】、【ハチドリ計画】【100万人のキャンドルナイト】等など・・・色々な活動をなさっていますが、今回は「100万人のキャンドルナイト」について、伺いました。

Q、100万人のキャンドルナイト。きっかけは??
現ブッシュ政権が発足した時に、京都議定書を離脱するなど、逆行路線を打ち出した事に対して、カナダ・アメリカのNGOが無言で抗議したのがきっかけ。夏至に、世界で一斉に3時間、“自主停電運動”をした。特に「広げよう」という気持ちも無く、仲間内でやったのですが、やってみたら、これが楽しい。単なる省エネではないんです。そこで、2年後の2003年に、100万人でやってみたら、凄いことになった。最初の年に、400万~500万人が参加。それ以来ずっと、夏至と冬至にやっています。たまには人間の都合ではなくて、自然界の都合に合わせてやろう、と。
やってみてびっくりしたのは、「初めて夫婦で会話が持てた」とか、「初めて子供と同じ目線になれた」・・とか、そういったメールが多かったこと。最初は嬉しかったんですが、沢山読んでいるうちに、ちょっと暗い気持ちにもなったりして。一体この人たちは、普段どういう生活をしているんだろう、と(笑)。あと、「素晴しいイベントでした、来年もお願いします」、というお手紙を貰ったんですが、やりたきゃ、今晩やればいいじゃないかと(笑)。

井手迫「僕が参加した時は、見ず知らずの通りがかりの人が集まってきて、昔話とか話したりして、みんなが友達になれた。幸せな雰囲気でした。」
キャンドル・ナイトの一つの魅力は、異質な時間、普段と違う時間が現れるということ。全てがゆっくり、スロウダウンする。工場の明るさというのは、効率化されたものですが、それが暮らしの中にまで入り込んでいるんじゃないか。時が経つのを忘れて、ゆっくり語り合うのを忘れている。それを思い出すきっかけになります。勿論“省エネ”という側面もあるけど、豊かさとか、幸せの意味を思い出してくれれば、エネルギー問題なんか起こらない。
極端なことを言えば、楽しい事をやっていれば、間違いないんです。
楽しいこと、安らぐこと、美しいこと。そういう事って、実はエコなんです。

Q、今年は??
今年も、夏至と冬至にやります。
6月21日夏至には洞爺湖サミット(G8)があるので、それまでの2週間、毎晩やります。
世界に広がるといいなと思います。今夜からでもできるんです。
蝋燭を灯して、「幸せってなんだっけ??」、今一度、考えてみて下さい。


100万人のキャンドル・ナイトHPはコチラ⇒http://www.candle-night.org/

魅力的なお話、有難うございました!!