このコーナーでは、南極の昭和基地と中継をつないで、南極の今の様子をお伝えしていきます。
今回は、第49次・南極地域観測隊の【青山雄一隊員】に、“地球物理観測”について、お話を伺いました。
Q、東京は晴れていましたが、夜になって雨。昭和基地の今日のお天気は??
今日はうす曇です。南風が吹いていて、ちょっと寒い。
現在の気温は、マイナス13度です。
Q、自己紹介。
地球物理観測担当。研究観測のターゲットは、地球の表面と内部です。
昭和基地の内部と野外(大陸・島の岩が出ている場所・氷床の上)で、
色々な地球物理観測を行います。
Q、具体的には?
重力・地震・潮位を観測したり、電波を使って地面の位置を正確に測り、
その動きを観測、地球の変動・変形・環境変化などを調査しています。
位置測定では、GPSや、32億光年彼方の電波星から来ている電波を受けて、
正確に観測しています。これを定期的に繰り返すことで、
地球の変動や変形が正確にわかります。
Q、南極にも、地震ってあるのですか??
この50年間で、人が揺れを感じた地震は、火山活動を除くと1回のみ。
1998年の3月、マグニチュード8.1の地震がありました。
昭和基地は、震源から4000キロ離れていたので、揺れは感じていません。
Q、地震が起きない所で、観測??
人は揺れを感じませんが、基地の地震計は、毎日地震を観測しています。
氷の割れなどの小さな揺れ、世界のあちこちで起こった揺れ、日本で起こった地震も、観測。
データは、地球の中がどうなっているかを知る為に使われます。
また、時には人工的に地震を起こして、地下の構造を詳しく調べたりもします。
この夏には、大きな木槌で地球を叩いて、地震を起こしたりもしました(笑)。
Q、南極大陸の地学的な特徴。
南極は、地面・岩の部分の標高はマイナスですが、平均標高が2200m。
地球で最も高い大陸です。約2000mの平均標高は、殆どが氷の厚さ。
地球にある淡水の90%は、南極氷床にあると言われています。
地球上の生き物にとって、貴重な水の貯蔵庫。しかも冷凍保存されているのです。
青山隊員、有難うございました!